「漢字を、とりにいく。」は、ひらがなで出たことばのよみを見て、9マスから、社会科用語として正しい漢字を順番にえらぶゲームです。
「乱」と「嵐」、「改革」の「革」― できごとの名前
歴史には、「〜の乱」「〜の改革」というできごとの名前がたくさん出てきます。
「〜の乱」の9マスには、「乱」のほかに「嵐」や「欄」をならべています。
「〜の乱」「〜の改革」に使われる字を、ひとつずつ見ていきます。
できごとの名前には型がある
応仁の乱(おうにんのらん)、承久の乱(じょうきゅうのらん)。
享保の改革(きょうほうのかいかく)、寛政の改革(かんせいのかいかく)、天保の改革(てんぽうのかいかく)。
このように、前に年号がついた名前が多くあります。
応仁・承久・享保・寛政・天保は、どれも年号(元号)です。
ただし、島原の乱(しまばらのらん)の「島原」は、年号ではなく地名です。島原の乱は、教科書では「島原・天草一揆」と書かれることもあります。
「乱」と「嵐」「欄」
「らん」と読む字には、「乱」のほかに「欄」などがあります。「嵐」は、ふだんは「あらし」と読みますが、「らん」とも読める字です。
「乱」は「乱(みだ)れる」とも読む字で、世の中がみだれることを表します。
「嵐」は、強い風雨のことを表します。上に山、下に風と書く字です。
「欄」は木へんの字で、「空欄」の「らん」です。
争いで世がみだれたできごとを表すことばなら、「乱」だと考えられます。
三つの改革と、年号の字
江戸時代の三つの改革には、それぞれ中心になった人がいます。
- 享保の改革:徳川吉宗(とくがわよしむね)
- 寛政の改革:松平定信(まつだいらさだのぶ)
- 天保の改革:水野忠邦(みずのただくに)
「寛」と「冠」は、どちらも上にかんむりがあり、形がにています。
「寛」はうかんむり、「冠」はわかんむりです。
「かん」のよみも同じなので、まよいやすい字です。
享保の「享」と「亭」も、上の形がよくにています。
「改革」の「改」と「革」
「改」は「あらためる」と読む字です。
「革」は「かわ」とも読み、なめした動物の皮を表す字です。
そして「革」にも、「あらためる」という意味があります。
「改革」は、「あらためる」という意味をもつ字をふたつ重ねたことばです。
年号や地名と、できごとの字に分けて
できごとの名前の多くは、年号や地名と、何が起きたかの組み合わせでできています。
まよったときのこつは、このゲームの「〜の乱」なら「年号や地名+乱(みだれる)」、江戸時代の三つの改革なら「年号+改革(あらためる)」と、分けて考えてみることです。
後ろの字の意味がわかれば、にた字の中からえらぶ手がかりになります。
ほかの読み物
ゲームであそぶ
ここに出てきたことばは、歴史の分野で実際に9マスからえらんで遊べます。読み物で見た字を、ゲームでも確かめてみてください。