「漢字を、とりにいく。」は、ひらがなで出たことばのよみを見て、9マスから、社会科用語として正しい漢字を順番にえらぶゲームです。
「政」「正」「征」「制」― 「せい」がたくさん
「いんせい」の9マスには、「政」「正」「征」「制」「整」などの漢字をならべています。
どれも同じ「せい」。
ここで字の意味をたどると、えらぶ手がかりが見えてきます。
「せい」と読む字はとても多い
「せい」と読む漢字を思いうかべてみてください。正、生、成、声、西、青、星、制、政、整、征……。思いつくだけでも、すぐに十をこえるのではないでしょうか。
このゲームの9マスでは、このうち「政」「正」「征」「制」「整」をよくならべています。
「政」は、まつりごと
「政」は、国や社会をおさめる「まつりごと」を表す字です。政治や政府の「政」です。
院政は、天皇の位をゆずった上皇が、院と呼ばれる場所で政治を行ったしくみです。上皇自身も「院」と呼ばれました。
摂関政治(せっかんせいじ)は、天皇が幼いときは摂政として、成長してからは関白として、藤原氏が政治の実権をにぎったしくみです。
大政奉還(たいせいほうかん)は、江戸幕府の将軍が、政治を行う力を朝廷に返したできごとです。「大政」は、国の政治のことです。
どのことばも、「政治」の話です。だから「政」がつきます。
ほかの「せい」の字の意味
- 「正」は、ただしいという意味です。正解の「正」です。
- 「制」は、きまりやしくみという意味です。制度の「制」です。
- 「征」は、せめて行くという意味です。征夷大将軍(せいいたいしょうぐん)の「征」です。
- 「整」は、ととのえるという意味です。整理の「整」です。
「制」も、政治のしくみの話でよく使われます。意味が近いぶん、えらびにくい字です。
意味で考えて、字をえらぶ
まよったら、ことばを短い文にしてみてください。
「院が政治をする」なら院「政」。「政治を奉還する(返す)」なら大「政」奉還です。
ただし、政治にかかわることばでも、議院内閣制や比例代表制の「せい」は「制」、地租改正の「せい」は「正」です。最後は、ことばごとに字の意味を確かめていきましょう。
歴史と公民をつなぐ字
「政」は、歴史だけでなく、公民の用語でもよく使われます。行政(ぎょうせい)や財政(ざいせい)などです。
行政は、決められた法律や予算にもとづいて、国や地方の仕事を行うことです。財政は、国や地方公共団体のお金の出入りのことです。
このふたつの9マスにも、「征」「整」「制」などをならべています。
ほかの読み物
ゲームであそぶ
ここに出てきたことばは、歴史の分野、公民の分野で実際に9マスからえらんで遊べます。読み物で見た字を、ゲームでも確かめてみてください。