「漢字を、とりにいく。」は、ひらがなで出たことばのよみを見て、9マスから、社会科用語として正しい漢字を順番にえらぶゲームです。
「意見」と「違憲」― 同じよみで意味からえらぶ
「いけんりっぽうしんさけん」の最初の「いけん」。
日本語には、同じよみで意味のちがうことばがたくさんあります。
ふだんよく見る「意見」がぱっと頭にうかぶかもしれませんが、ここで使われている漢字は「違憲」です。
同じよみのことばは、意味を考えると、字をえらぶ手がかりが見えてきます。
ことばを分けて、意味を考える
違憲立法審査権(いけんりっぽうしんさけん)のような長いことばは、いくつかに分けると意味が見えてきます。
- 違憲:憲法に違反していること
- 立法:法律をつくること
- 審査:くわしくしらべること
- 権:それをしてよいという力
つなげると、「法律などが憲法に違反していないかをしらべる力」になります。
この力は裁判所がもっています。
最終的に判断する最高裁判所は、「憲法の番人」とも呼ばれます。
「憲法に違反する」と意味がわかれば、「意見」ではなく「違憲」だと判断できます。
「納税」の「納」と「能」
納税(のうぜい)の9マスには、同じ「のう」と読む、能力の「能」もならべています。
「納」は「おさめる」と読む字で、税を国などにおさめることが納税です。
納税は、日本国憲法が定める国民の義務のひとつです。
ちなみに、「税」はのぎへんの字です。税金(ぜいきん)の9マスには、右がわが同じ形の「説」や「脱」もならべています。
「司法」の「司」、「条例」の「条」
司法(しほう)は、法にもとづいて争いごとを裁くはたらきのことです。
司法の「司」には、「つかさどる」、つまり役目として受けもつという意味があります。
それがわかれば、「しほう」の「し」は「史」や「使」ではない、と判断しやすくなります。
「じょうれい」の9マスには、「状」や「場」もならべています。
条例(じょうれい)の「条」は、きまりをひとつずつ分けた「一か条」の「条」です。
条例は、都道府県や市町村が、法律の範囲の中で定めるきまりです。
意味は、字をえらぶ手がかりになる
同じよみの字がならんだときには、まず意味を考えてみましょう。
こつは、「このことばはどういう意味か」を一言で言ってみることです。
「憲法に違反する」なら「違憲」、「法をつかさどる」なら「司法」です。
ほかの読み物
ゲームであそぶ
ここに出てきたことばは、公民の分野で実際に9マスからえらんで遊べます。読み物で見た字を、ゲームでも確かめてみてください。