「漢字を、とりにいく。」は、ひらがなで出たことばのよみを見て、9マスから、社会科用語として正しい漢字を順番にえらぶゲームです。
「対馬」は「つしま」― よみと字がむすびにくい地名
「つしま」と聞いても、「対馬」の二字はなかなか出てこないかもしれません。
社会科には、よみだけでは字を思いうかべにくい地名があります。ゲームに出てくる地名を、形のにた字とくらべて見ていきます。
地名のよみは、ふつうの読み方とちがうことがある
よく使うことばなら、よみから字をある程度思いうかべられることも多いかと思います。
ところが地名では、字のふつうの読み方と、地名のよみがずれることがあります。
よみを手がかりにすると、かえって別の字がうかんでしまうことがあります。
対馬:「しま」なのに「島」ではない
対馬海流(つしまかいりゅう)は、日本海を北へ流れるあたたかい海流です。
名前の「対馬」は、九州と朝鮮半島のあいだにある島の名前です。
「しま」と聞くと、まず「島」がうかぶかもしれません。
でも、「つしま」という名前は、「対馬」の二字で書きます。「島」の字は使いません。
島の名前なのに「島」の字がない、と一度意識するだけでも、正解に一歩近づけます。
信濃川・筑紫平野:昔の地方の名前
長野県から新潟県へ流れる、日本でいちばん長い川、信濃川(しなのがわ)の「しなの」は、「信濃」と書きます。
信濃は、今の長野県あたりの昔の呼び名です。
「の」と聞くと「野」がうかびやすいですが、ここは「濃」です。
「濃」と「農」は、さんずいがあるかどうかのちがいです。
「信」は「しん」と読むことが多いかと思います。「しなの」の「しな」は「信」です。「ふつうとちがう読み方をする字だった」と思い出せるだけでも、一歩前進です。
九州北部に広がる筑紫平野(つくしへいや)の「筑」と「築」は、上がどちらもたけかんむりです。
下に「木」があるのが「築」、ないのが「筑」です。
筑紫は、このあたりの昔からの呼び名です。
「紫」と「柴」は、上が同じ「此」の形で、下が「糸」か「木」かのちがいです。
最上川と択捉島
最上川(もがみがわ)は、山形県を流れる川です。
「最上」と書いて「もがみ」と読みます。よく目にする「最上(さいじょう)」とはちがう読み方です。
択捉島(えとろふとう)は、北方領土の島のひとつです。「島」を「とう」と読みます。
「択」と「沢」は、右がわが同じ形で、左がてへんか、さんずいかのちがいです。
「捉」と「促」も、右がわが同じ形です。
「捉」はてへん、「促」はにんべんです。
地名は「その土地の名前」として覚える
地名の字は、よみから考えても答えにたどり着けないことがあります。
こつは、地図の上の場所と字の形を、ひとまとまりで覚えることです。
「九州と朝鮮半島のあいだの対馬」のように、場所といっしょに字の形を見ておくことで、思い出しやすくなることもあります。
ほかの読み物
ゲームであそぶ
ここに出てきたことばは、地理の分野で実際に9マスからえらんで遊べます。読み物で見た字を、ゲームでも確かめてみてください。